06/24/2012 

データ復旧|重度物理障害からのデータ復旧

今回は重度物理障害からのデータ復旧について書きます。

今回のお客様はマレーシア在住のお客様で、ご利用になっている
外付けHDDを硬い床の上に落としてしまったとご相談を頂きました。

事故の後、お客様ご自身で外付けHDDをパソコンに繋ぎ動作確認をしたところ 
パソコンで外付けHDDは認識されるもののHDDがマウントされない状態で、
データにはアクセス出来無い状態でした。

弊社のデータ復旧無料診断サービスをお勧めさせて頂き、郵送で外付けHDDを
シンガポールに送って頂きました。弊社にHDDが到着後、まずHDDに
アクセスする為にケースを分解します。 ネジを使用しないタイプのケースですので、
爪を折らないように慎重に 分解していきます。

HDDを取り外した状態:

この状態からツールを使用して、通電テストを行います。
この際にプラッターがスピンアップするかどうか、
ヘッドから異音が聞こえないかなどのポイントを注意深く
診断して行きます。

プラッターのスピンアップの音は聞こえず、ヘッドの
稼働音も聞こえません。かなり小さい音ですが、ビープ音が
聞こえる状態です。下動画参照
※最大音量でやっと聞こえるくらいの音です。

 

HDD内部を確認していないのであくまでも推測ですが、
おそらく硬い床に落とした際にヘッドがプラッターに
クラッシュして損傷、またモータも損傷している状態。

この状態は重度物理障害の診断結果となります。ヘッド損傷、
モータ損傷を仮定 すると、データを復旧するにはプラッターの
移植作業を行うことになります。

プラッターの移植作業とは、壊れたHDDとまったく同じ型番の
HDDを新規に用意し、プラッター(磁気ディスク)の部分だけを
新しいHDDに移植して、データの復旧を試みる方法です。 

弊社では現時点、HDDを開封する作業が伴うデータ復旧作業に
関しましてはサービスを提供しておりません。今回はせっかく
マレーシアからデータ復旧の望みをかけて弊社に依頼して
頂いたのにも関わらず、お客様のお役にたてず非常に悔しい
思いをしました。

今後このようなお客様のご要望にお答え出来るよう、現在クリーンルームの
導入を検討しております。HDDの開封を伴う作業を行うには埃が付着しない
環境が必須です。まずはクリーンルームの環境を整えて万全の体制を
整えてから、正式に重度物理障害からのデータ復旧サービスを開始したいと
考えております。 

 

 

コメントを残す

Search
Switch your language
News
Promotion
Social Network
FACEBOOK
Contact